「GateHubに残っているXRPを、スマートフォンで管理したい」「昔のXUMMという名前は知っているけれど、今は何を使えばいいのか分からない」。Xamanへの移行を考えるとき、最初に整理したいのは、今のGateHubから送金できるかどうかです。
GateHubから送金できる場合は、Xamanで用意した自分のアドレスへXRPを送る方法があります。ログインできない場合は、手元の情報に応じて、GateHubへのアクセス回復か、既存アカウントの読み込みを検討します。
この記事では、新しいアドレスへの送金を中心に、移行前の準備と、途中で進めなくなった場合の確認点をまとめます。
XUMM(Xaman)とは?
XUMMはXamanの旧名称です。Xamanは、XRP Ledger上のアカウントをスマートフォンで管理する自己管理型ウォレットです。XRPの残高確認や送受信に使えます。
GateHubのメールアドレスとパスワードをXamanに入力してログインする仕組みではありません。新しいアカウントを作るか、対応する秘密情報を使って既存のアカウントを読み込みます。
利用するアプリは、Xaman公式サイトからApp Store・Google Playの配布ページへ進んで確認できます。新規作成する場合は、端末の故障・紛失に備え、復元に必要な情報を自分で保管します。
GateHubから移行する前に、自分の状況を確認する
| 今の状況 | 次に確認すること |
|---|---|
| GateHubでXRPを送金できる | Xamanの受取アドレスを用意し、新しいアドレスへの送金を進める |
| 残高は見えるが、認証で止まる | 送金時のパスワード・2FAなど、止まっている箇所を確認する |
| ログインできないが、Secret Keyの控えがある | 既存のXRP Ledgerアカウントを読み込める情報か確認する |
| 何のキーか分からない・購入時の資料しかない | 残っている情報の種類と保管先を整理する |
新しいアドレスへ送金すると、XRPの保管先が変わります。既存アカウントの読み込みでは、同じアドレスをXamanから操作します。両者の違いや、国内取引所への移行も比較したい方は、リップルウォレットの移行方法と選び方をご覧ください。
GateHubからXamanへXRPを移行する手順
ここでは、GateHubから送金でき、新しく用意した自分のXamanアカウントへXRPを移す場合を説明します。
STEP1:Xamanで受取用のアカウントを用意する
Xamanで新しいXRP Ledgerアカウントを作成し、画面の案内に沿ってバックアップを保管します。通常のアプリ内作成で表示されるSecret Numbersは、A〜Hの8行に分かれた各6桁の数字です。アプリを開くためのパスコードとは役割が異なります。
作成後は、受取側のアカウントを選び、「r」から始まるアドレスを確認します。複数のアカウントやネットワークを使っている場合は、今回XRPを受け取るXRP Ledgerのアカウントを選びます。作成の流れはXaman公式の新規アカウント作成案内で確認できます。
STEP2:GateHubで送金元とXRPを選ぶ
GateHubの「Wallet」からXRPがあるウォレットを選び、「Send Payment」へ進みます。送金方法は「XRP Ledger」を選び、求められたパスワードや2FAの認証を行います。
「Send to」にXamanの受取アドレスを貼り付け、通貨がXRPであることを確認します。送信前の確認画面で、受取側のアドレスと一致しているか照合してください。
GateHub公式のXaman向け送金案内では、Xamanで管理する自己管理アドレスへの送金に宛先タグは不要とされています。取引所など別の受取先へ送る場合は、その入金画面の指定に従います。
STEP3:必要額を満たす少額で送金する
送金額、手数料、送金後の残高を確認し、まずは条件を満たす少額で試します。新しいアカウントには有効化に必要なXRPがあるため、極端に小さい金額では受け取れないことがあります。
また、送金元には準備金があるため、残高の全額を通常の送金で動かせるとは限りません。必要額は変更されるので、XRP Ledgerの準備金と送金画面の表示に合わせて金額を決めます。
STEP4:Xamanで受取を確認し、残りを移す
Xamanで受取アカウントを開き、入金履歴と残高を確認します。GateHubの送金履歴にある宛先・金額・取引IDも照合し、意図したアドレスに届いたことを確かめてから、残りの送金へ進みます。
移行を終えても、GateHubの取引履歴や旧ウォレットの控えは保管しておきましょう。購入・保有・移動の経緯を後から確認するための記録になります。
GateHubにログインできないのに、Xamanへ移行したい場合
ログインできない場合、最初に知りたいのは「GateHubへのアクセスを戻す情報」と「XRP Ledgerのアカウントを扱う情報」のどちらが残っているかです。名前が似ていても、用途は異なります。
GateHubのRecovery Keyは、ログインパスワードの再設定用
GateHubのRecovery Keyは、登録時などに発行される32文字の情報で、ログインパスワードの再設定に使います。XamanへXRPのアカウントを読み込むSecret Keyとは別のものです。詳しくはGateHub公式のRecovery Keyの説明をご確認ください。
ログイン画面で止まるのか、メールが届かないのか、2FAが通らないのかによって確認箇所が変わります。GateHubにログインできない場合の確認で、該当する状況を整理できます。
Secret Keyなどが残っていれば、別の確認ルートがある
XRP Ledgerのアカウントに対応するSecret Keyなどが残っていれば、GateHubにログインする方法とは別に、Xamanで既存アカウントを読み込める可能性があります。実際に使えるかは、情報の形式やアカウントの設定によって決まります。
Xaman公式の読み込み案内では、Secret Numbers、Family Seed、Mnemonicなどを区別しています。「復元用の単語がある」という場合も、語数だけで判断せず、どのウォレットで作った情報かを確認します。
キーが見つからない方は、XRPの秘密鍵を紛失した場合の確認、単語列の控えを探している方は、リカバリーフレーズが見つからない場合の確認が参考になります。
Xamanへの移行で迷いやすいこと
アドレスを追加して残高が見えれば、送金できますか?
残高が見えるだけでは、送金できるとは限りません。Xamanには閲覧専用のRead onlyと、取引を承認できるFull accessがあります。公開アドレスを追加しただけの場合と、送金できる状態を分けて確認してください。
Xamanに替えると、古いSecret Keyは使えなくなりますか?
同じアカウントを読み込むだけでは、古いSecret Keyが自動的に無効になるわけではありません。アプリの変更と、別のアドレスへの資産移動は異なります。過去に第三者へ秘密情報を渡したことがある場合は、その経緯も含めて移行方法を検討します。
新しく作ったアカウントの残高が0なのは、移行失敗ですか?
新規作成しただけでは、GateHubのXRPは移りません。GateHubからの送金が完了したか、送付先とXamanで表示しているアドレスが同じかを確認します。送金済みなのに表示されない場合は、追加で送る前に取引IDと宛先を照合しましょう。
どこから進めるか分からない方へ
「GateHubの残高は見えるが送れない」「昔のRipple Tradeの資料しかない」「代理店で購入し、自分でログインしたことがない」。こうした場合は、アプリを入れ替える前に、現在の保管先と残っている情報を整理することが先です。
保管先の特定と、操作に必要な情報の確保など、条件が揃えば復旧・移行につながる可能性があります。CCRには、次のような短い説明から相談できます。
GateHubのXRPをXamanへ移したいのですが、2FAで止まっています。昔のメールとキーらしい控えは残っています。どこから確認すればよいか相談したいです。
最初の問い合わせでは、困っている画面と、残っている資料の種類を伝えてください。秘密鍵やパスワードそのものは送らずに保管します。説明のまとめ方は、復旧相談前の情報整理と相談文の例をご利用ください。
相談無料。ひと言からで大丈夫です。
正式な依頼は、対応内容と費用を聞いてから決められます。
