「昔RippleTradeっていうウォレットを使っていた気がするけど…」 「ログインできないし、そもそもどこにXRPがあるのかも分からない」
2014年〜2016年頃にXRPを購入していた方から、こういった声をよくいただきます。 特に「RippleTrade」という古いウォレットを使っていた場合、今すぐには資産にアクセスできない状態にあることがほとんどです。
ですが、諦める必要はありません。 RippleTradeのウォレットにXRPを保管していた場合でも、手順を踏めば復旧の可能性は十分あります。
この記事では、RippleTradeの概要から、資産の確認・復旧の流れ、実際にどう動けばよいのかをわかりやすく解説します。
RippleTradeとは? なぜ使えなくなっているのか
RippleTrade(リップルトレード)は、リップル社がかつて提供していた公式のWebウォレットサービスです。 2013年から2015年頃まで提供されていましたが、2015年5月にリップル社がウォレット事業から撤退し、RippleTradeは廃止されました。
このときユーザーは、
- アカウントの秘密鍵を控えること
- Gatehubなどの他サービスにウォレットを移行すること
が推奨されていましたが、 当時はまだ仮想通貨の認知も低く、対応しないまま数年が経過してしまったというケースが多く見られます。
RippleTradeにあったXRPは消えた?
いいえ。XRPがブロックチェーン上から消えることはありません。
Ripple(XRP Ledger)はパブリックブロックチェーンであり、全てのアカウントの状態は履歴として記録されています。 たとえRippleTradeという”窓口”が閉鎖されたとしても、 ウォレットアドレス(rから始まる文字列)さえわかれば、残高の有無を確認することができます。
調べ方:
- 過去にRippleTradeで使っていたアドレス(rで始まる)を思い出す
- ブロックチェーンエクスプローラー(https://livenet.xrpl.org/)に貼り付けて確認
- 残高や最終トランザクションの状況を見る
秘密鍵(Secret Key)を持っている場合
RippleTradeで使っていたアカウントの**秘密鍵(sから始まる文字列)**を控えている場合、復旧はスムーズです。
手順:
- XRPに対応したウォレットを用意する(例:XUMM、Gatehub、Ledger Nanoなど)
- “Import Existing Wallet”機能から、秘密鍵を入力して復元する
- ウォレット内でXRP残高が確認できれば、新しいウォレットへ送金しておくと安全です
このプロセスは技術的には難しくなく、秘密鍵さえあれば比較的容易に進めることができます。
秘密鍵が見つからない・忘れてしまった場合
一方で、最も多い相談が「秘密鍵を控えていなかった」というケースです。
秘密鍵がないと、基本的にウォレットの復元はできません。 しかし、以下のような情報が残っている場合、まだ復旧の余地があります:
- RippleTradeのバックアップファイル(JSONなど)を保存している
- 当時のブラウザにログイン情報が保存されていた
- メールアドレスとパスワードを覚えている(場合によっては再発行が可能)
- 古いPCやUSBメモリに情報が残っている
また、記憶が曖昧な場合でも、技術調査によって復元の可能性を探ることは可能です。
Gatehubに移行していたかもしれない方へ
RippleTrade終了時、リップル社はGatehubへの移行を推奨していました。 そのため、自分では意識せずともGatehubアカウントを作っていた可能性があります。
Gatehubにアクセスして、過去に使ったメールアドレスでログインできるかを確認してみましょう。 また、メールアドレスを忘れていても、サポートに問い合わせることで復旧できた例もあります。
Gatehubの公式サポート:https://support.gatehub.net/
専門的なサポートが必要なケースとは?
以下に当てはまる方は、個人では難易度が高く、専門的な調査が必要になる可能性があります:
- 秘密鍵もアドレスも一切覚えていない
- RippleTradeに登録したメールアドレスが使えない
- 情報が古すぎてウォレットにアクセスできない
このような場合、過去の痕跡(メール・PC内データ・紙のメモなど)をもとに、情報の復元調査を行う必要があります。
当サイト(CCR)では、RippleTradeに関する相談・調査のご依頼も多数受け付けており、実際に資産復旧につながったケースも存在します。
最後に:RippleTradeで失ったわけではありません
RippleTradeというウォレットサービスは終了しましたが、 あなたのXRPが”消えた”わけではありません。
大切なのは「思い出すこと」と「手順を踏むこと」。 数年経っていたとしても、正しい情報と行動があればXRPを取り戻せる可能性はあります。
忘れていたRippleTradeのXRP。
それは、もう一度あなたのもとへ戻る可能性を秘めています。
この記事が、眠っていた資産の存在に気づき、復旧の第一歩となることを願っています。
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